■カンボンとは?
シャネルのイメージを覆したとも言われるカンボンは、大きなココマークが特徴的です。一見しただけでシャネルのバッグであると分かるデザインは、アイコニックなアイテムとしてシャネルラバーに愛されています。しかし、大胆なロゴデザインと誕生時に爆発的な人気を博した事から「今持っていると古いと思われるかな?」と感じる方も多いハズ。
皆さんも一度は見たことがあるはずのシャネルのカンボンラインは、見た目の華やかさにふさわしい魅力が隠されています。カンボンについて詳しく知れば、「カンボンは古い」なんて思わないでしょう。今回は、そんなカンボンの魅力を余す事無くお伝えしていきます。
・キルティング加工と大胆なロゴが目印
シャネルのマトラッセにも使われているキルティングデザインを施したカンボンは、立体的なシルエットを見せています。ほとんどのシャネルアイテムは、真ん中にココマークを置いてますが、カンボンはサイドにデザインされているのが特徴です。
カンボンラインは様々なアイテムがありますが、どのラインも大胆なココマークが威厳たっぷりにデザインされており、その存在感は格別です。
・カンボンの誕生秘話・歴史
カンボンが誕生したのは「2004年と」比較的新しいシリーズになります。名前の由来は、シャネルの本店を構える「パリのカンボン通り」からきています。初心に帰るかのように名付けられたカンボンは、今までのシックで落ち着いたシャネルのイメージを覆すデザインでした。
インパクトのあるココマークは大胆で、その堂々たる存在感から瞬く間に大人気シリーズとなったのです。
・今までに無い2トーンカラーが特徴
カンボン登場前のシャネルのデザインはシンプルなものが多く、落ち着いたデザインが主流でした。カンボンラインが発表された時に世間の目を驚かせたのが、「2トーンカラーの配色」で、今までのどのシリーズとも違った存在だったのです。
大きなロゴマークにボディのカラーは相反したカラー配色が多く、ブランドとしての存在感はもちろん、デザインでも他の追随を許さない圧倒的な魅力を持っています。
・どんな年代でも持てるデザイン
大胆なデザインながらシンプルなヴィジュアルのカンボンは、どんな年代の方でも持つことに抵抗は無いでしょう。大きなココマークをメインにしているので、他の装飾は一切無しの潔さがより一層カンボンラインの魅力を高めています。
ロゴが気になる方はボディカラーと同色のデザインを選べば、シンプルさが際立つのでオススメです。
・価格帯はどれくらい?
カンボンには様々なアイテムがあり、それぞれ値段が異なっています。人気のラージトートバッグであれば「約40万ほど」、お財布であれば「20万前後」で購入可能です。ですが、昨今ハイブランドの商品は値上がりを続けているので、1年間に数回価格変更があることもザラにあります。
なので価格はあくまで目安として考えて下さい。もし欲しいカンボンラインがあれば、値上がりする前に手に入れるのがオススメです。
■カンボンラインの人気アイテムとは
シャネルのイメージを覆したカンボンラインは、様々なアイテムを取り揃えています。皆さんが一度は目にしたことがあるアイテムから小物まで、幅広くご紹介していきます。
・見開きスタイルの長財布
大人な印象の見開きで使えるお財布は、お金の出し入れがしやすいのが特徴です。収納スペースもしっかりあり、表とは違う中身のカラーがオシャレ度を上げてくれます。
・ファスナータイプの長財布
フルジップのお財布は、中身をしっかり守れるため安心感があります。手に馴染むファスナータイプのお財布は、見開きタイプよりやや厚みがあるのが特徴です。
・ラージサイズのトートバッグ
カンボンラインの中でも、一番よく知られてるのがこちらのトートバッグでしょう。普段使いにビジネスバッグにと幅広く使えることから、愛用している女性が多いのが特徴です。カラー配色によって、見た目の印象が変わるので、その変化を楽しむのも良いでしょう。
・ミディアムサイズのトートバッグ
ラージより小ぶりのミディアムトートは、普段使いにピッタリです。大きすぎず小さすぎないサイズ感は、自ずと手に取ってしまう魅力があります。荷物が多い方は、セカンドバッグとして持つのもオススメですよ。
・ショルダーバッグ
肩から掛けられる気軽さがショルダーバッグのウリですね。カンボンラインにも用意されています。小ぶりでも存在感バツグンなのは、大きなココマークのおかげです。コーディネートのアクセントとして活躍すること間違いありません。
・ボーリングバッグ
名前の由来は、ボーリング球を収納できるバッグというところからきています。だからといってボーリング球を収納するわけではなく「それくらいのものが入りますよ」というアピールの為に付けられました。実際、収納スペースが広いので、多めの荷物を持ち運んでいる時でも困ることは無いでしょう。
・キーケース
大きなココマークが小さな小物にもしっかり反映されてるのがキーケースの良いところですね。中はコインを収納できるスペースもあるので、少し出掛ける程度であればこれ一つで何とかなるでしょう。バッグとお揃いにして持つのも、シャネルラバーの醍醐味ですね。
■カンボンの素材とは
贅沢に高級な革を使用しているシャネルですから、カンボンにもその技術は反映されています。カンボンに使われている素材を知ることで、より一層愛着が湧いてくるでしょう。もちろん、購入する時の参考としても多いの役立ちます。
・繊細な素材“ラムスキン”
ラムスキンは、シャネルのアイテムに使われてる素材としてかなりポピュラーな素材です。キメが細かく柔らかいラムスキンは、肌に吸い付くような手触りをしています。生後一年未満の子羊の革を使っているので、デリケートで傷付きやすいのが特徴です。丁寧に扱えばラムスキンのカンボンはあなたにとって特別な存在になることでしょう。
・手になじみやすい“カーフスキン”
カンボンで最も使われているのがこのカーフスキンと言われています。生後6か月未満の仔牛を使った革は、牛の革でも最も上質な革素材として有名です。キメが細かく柔らかなカーフスキンは、その薄さも特徴的なものとなっています。牛革の中でもデリケートな素材の為、優しく扱うことが大切です。
・人と差をつける“ツイード”
あまり見かけたことが無いツイード素材も、実はカンボンラインでは定番の素材になっています。他のツイードと違うのは、季節を問わず使える事です。カッチリ感が出て珍しいデザインは、周囲の目を引くこと間違いありません。
■カンボンの人気デザインとは
カンボンの特徴と言えば大きなロゴに2トーンの配色ですね。カラー展開が豊富なので、配色によっては全然違うイメージになり、変化を楽しめます。ここで紹介するカンボンのデザインを参考に、お気に入りの配色を見つけちゃいましょう。
・“ブラック”דホワイト”のロゴ
シャネルカラーとも言われるモノトーンの配色、は絶対押さえておきたいカラーです。ブラックのボディに真っ白なココマークが映えて、神々しい存在感を演出しています。悩んだらまずこのデザインを手に入れることがオススメです。
・“ブラック”דブラック”のロゴ
オールブラックのカンボンは、ボディとロゴマークの素材を変えることで、互いの存在感を邪魔せずにいます。カンボンが欲しいけどロゴが気になる…なんて方は、同色のカンボンを選べばシンプルなデザインとして使いやすいですよ。
・“ブラック”דピンク”の内装
ボディもロゴもブラックでシンプル、そう見せかけておいて中身はビビッドなピンクなところが乙女心をくすぐります。さりげないオシャレを楽しみたい方にうってつけのデザインですね。
・“ピンク”דブラック”のロゴ
女の子の大好きなピンクにシックなブラックが仲間入りした配色は、発売当時多くの人を驚かせました。シャネルと言えば黒か白、そんな常識があった当時にはこの配色は目から鱗だったのです。今では当たり前のようにありますが、当時はセンセーショナルなデザインとして多くの人の関心を引きました。
・“ベージュ”דブラック”のロゴ
ナチュラルなカラーが優しいベージュは、持っているだけで穏やかな気持ちになれます。柔らかなデザインでも、ロゴのブラックでキリッとした印象に仕上がっているのがシャネルらしいですね。
・“ホワイト”דブラック”のロゴ
シャネルの王道カラーの一つ、ホワイトをボディに持ってきたカンボンは凛々しさを感じます。真っ白な中に配置されたブラックの締め色は、洗練された印象を与えるのにピッタリです。
■カンボンを長持ちさせるお手入れ方法
ハイブランドのバッグですから大事に使いたいですよね。意外と知らない手入れの仕方をここでは紹介していきます。
大切なバッグを長く愛用するためにもしっかりとした手入れをしておきましょう。
・使用後はブラシか柔らかい布でふき取る
お気に入りのカンボンを持ってお出かけした日はとても気分が良いですね。しかし、お買い物にお散歩にお仕事にと、色んな場面で使うことの多いバッグには見えないだけで多くの汚れが付いています。ほこりや排気ガス、自分の手汗や洋服の繊維など、とにかく色んな汚れによってあなたのバッグは少しずつ汚れているのです。
なのでオススメは、帰宅したらタオルや専用のブラシを使って汚れを取ること。力を入れず表面の汚れを優しく落として下さいね。
・皮革用クリームをなじませる
毎日の手入れが面倒な方にオススメしたいのが、カンボンを購入した後に革用のクリームを塗ることです。ワックスと呼ばれたりもします。これらは、革製品の劣化や日々の汚れからバッグを守ってくれるものです。
カンボンのバッグはデリケートな素材を使っているので、どのクリームが良いか購入時にしっかり店員さんに確認して下さいね。
・防水スプレーで汚れを予防
もう一つオススメなのが防水スプレーです。これは雨や湿気に弱い革製品のアイテムを保護してくれるもので、バッグ以外にも様々なアイテムに使えます。気を付けて欲しいのは、カンボンに使う防水スプレーは必ずバッグ用を使うことです。これも購入時に店員さんにオススメがないか聞いてみると良いでしょう。
■時代遅れなんかじゃないカンボンはまだまだ使える優秀アイテム
2004年に発表されたカンボンは、インパクトのある見た目から、それまでのシックで格式高いシャネルのイメージを打ち砕くことに成功しました。ですが、その時のインパクト故、最近では「カンボンって古いよね」と言われることもあり、敬遠してた方も多いでしょう。しかしカンボンは、シャネルの中では比較的新しいラインです。また、世代を超えて使えることから、古いと言ってしまうのはあまりに勿体無いと思います。
カンボンラインはアイテムも豊富で、バッグに財布にキーケースにとお揃いで持つのも気分が上がるポイントですよ。ぜひ高級感と遊び心あるデザインのカンボンを手に入れてシャネルライフを楽しみましょう。